JVC Victor WOOD HA-FW10000


購入2020年11月27日。177982円也。

2018年11月上旬に発売開始したモデル。プレスリリース

メーカーの謳い文句。

音の伝搬速度が速く、振動の減衰特性に優れるカバ材から独自の薄膜加工技術により薄く削り出した50umウッドドームを、カーボンコーティングしたPET振動板に組み合わせることで、振動板外周部には適度なしなやかさを、振動板中央のドーム部分にはより高い強度を持たせ、美しい響きと緻密な表現力を実現します。強度に優れるチタニウム素材のドライバーケースを採用し、音の雑味を排除します。独自設計のエアダンパーにより振動板の正確な動きを実現します。駆動力とリニアリティを大幅に向上させたハイエナジー磁気回路により、原音に忠実な再生を実現します。また、軽量なCCAWボイスコイルによる振動板の正確な振幅が、繊細なニュアンス表現を可能にします。MMCX端子を独立したポッドに収納することで、ハウジングから分離する構造を採用。ハウジング内の音響設計の自由度を大きく確保することで、形状を0.1mm単位で調整することを可能とし、徹底した音質の追求を行いました。ハウジングとウッドスタビライザーには、さまざまな木の素材の中から今回の商品開発で追い求めた響きの実現に最も適した日本産の楓を採用。楓本来の響きを引き出すために、無垢材から精密に削り出し加工を行い、さらに硬度の高い漆塗りを施すことで響きを調整し、クリアで自然な響きを実現しました。さらに、吸音材には天然素材の阿波和紙と絹を採用し、あたたかく美しい響きを再現します。「音を奏でる楽器」をモチーフに、ハウジングとスタビライザーには和楽器にも用いられる漆塗りを採用。日本伝統工芸士の漆塗り職人が一つ一つ丁寧に多層塗りを施し、深みのある光沢に仕上げました。木の美しさと精緻なメタル素材の組み合わせにより、フラッグシップモデルにふさわしい上質なデザインに仕上げています。高い強度を持つステンレスノズルにより、音の雑味を排除し、高解像度でピュアなサウンドを実現します。また、当社独自のスパイラルドットイヤーピースの技術を応用し、ユニット前面に不要な音を拡散するドットを効果的に配置したアコースティックピュリファイアーを採用。分解能を改善し、自然な音の広がりを実現します。イヤーピース内壁に設けたスパイラル配列のドットにより、音質劣化の原因となるイヤーピース内の反射音を拡散減衰させるスパイラルドットイヤーピースの形状と素材を進化させ、さらに純度の高いクリアサウンドを実現したスパイラルドット+(プラス)イヤーピースを採用。肌に近い力学特性を持つ素材SMP iFitを採用することで、イヤーピースの存在を忘れるほどのナチュラルなフィット感を実現しました。

パッケージ。

製品外観。

公式サイトの構造図を見ると、複数金属素材を組み合わせた共振抑制などハイエンド機にありがちな機構は一通り入っている。そのうえで木製部品や自然素材を使って良い響きを付与しているのが本機の特徴だろう。

  • 帯域バランスはやや日本音楽向けに偏っているかな。
  • イヤピをSpiralDot++に変えたら高音のキレが向上。といっても別に刺さったりひしゃげたりはしてない。
  • 外音遮断性は悪い。普通に歩いてるだけでも風切り音や自動車のエンジン音がひどい。
  • MMCXコネクタが分離した形状から、寝ホンには向いてない。
  • 音の感想。高解像度な部分と良質な響きの部分があって。両方がうまく組み合わさり、音の位置が浮き彫りになる定位の良さがある。よい感じだ