TANCHJIM Darling


購入2021年2月8日。$420前後。到着2月22日。

2020年12月25日にプレオーダー開始、1月20日から発送開始されたモデルです。

メーカーの謳い文句

TANCHJIMは常に洗練されたイヤホン部品を高く評価されており、最高の職人技を駆使して、細かい彫刻、鏡面研磨、ねじ研削などのプロセスを含む完璧なヘッドフォンを製造しています。ダーリンの各ペアが芸術作品であるのは、まさにTANCHJIMの職人技に対する高い要件のためです。
ノズルには2段階のノッチがあり、イヤーチップの深さを装着感や音質の好みに合わせて調節できます。
小さな空洞にDDユニットと2つのBAユニットを組み込むことは、当社の製品設計の挑戦であり、音響構造への大きな挑戦です。
当社のエンジニアは、FEA有限要素解析およびシミュレーション技術を適用して、ダーリンの空洞構造と材料、ユニット構造、ダイアフラムパターンと材料、コイルなどの一連の電磁、構造、音響電子シミュレーションを独立して実行しました。
次に、各部品のシミュレーションレポートと以前の経験の組み合わせにより、目標の音響指標に従って部品を変更しました。最後に、全体的な音響シミュレーションとダーリンの音響空洞の結合が実行されました。何度も研磨した後、ダーリンに最適な音響ソリューションが得られました。
次に、ダーリンが小さな体の中で強力な声を爆発させることができるようにするため3D印刷と金属校正を処理して検証します。
FEAシミュレーションの修正と回路周波数分割に基づく物理構造の完璧な組み合わせにより、従来のBA+DDイヤホンの接続の問題を根元から解決し、正確で自然な基準レベルのサウンドを伝えることができます。
T-APB エアーバランスイヤーチップは従来のイヤーチップと比較してdeflation functionを高めます。イヤホン内外の空気圧の差によって引き起こされる摩耗疲労と音の偏りを減らします。
コアコーティング層は特別に改良された材料を採用し、特徴的な銀箔ワイヤーは低静電容量と低インダクタンスの複数の層に囲まれています。見た目も美しく、高周波損失を効果的に低減します。
非磁性コネクタにより高音質を実現すると同時に、ケーブルの耐久性を向上させました。
マイクロファイバーのマットレザーが自慢で、ステンレススチールのエッチングネームプレート装飾がユニークです。

Unboxing

SHENZHEN AUDIOから届きました。春節を挟んだせいか、Fedexでも配送に14日かかりました。

最初から日本での販売を想定してるのか、製品の箱や中身にはあちこち日本語が見えます。

付属のメタルプレートにはシリアルナンバーが記載されています。

Earpieces

イヤーピースは軸の先端が太いのと細いのと2種類が付属します。

軸穴の内部は6角形になっていて、微妙に空気を通す仕組みです。

また筐体側のノッチが2段階あり、装着する深さを選べます。

ノズルのフィルタの内側にみえる小さい円形はBAドライバの出力ポートです。

Cable

付属ケーブルは銀メッキのものです。

ただし私の個体では接触不良がちでした。別のケーブルに交換すると改善するのでケーブル側でしょう。

またリケーブルしてわかったのですが、付属ケーブルは低音を締めるタイプですね。

コネクタのLRの判別は、透明なプラスチックの透明な文字を読む必要があります:)

開封直後インプレ

開封直後、付属ケーブルとM6proで聴いた感想。

  • 装着感。かなり良い。小さめIEMに求めてるのはコレだよコレ。
  • イヤピと装着位置の組み合わせ。付属イヤピだと個人的には太軸と手前がバランス良いかな…? イヤピを奥までねじ込むと表現がややキツくなる。
  • 音像。ボーカルは前に出る。空間は妙に広がる(膨らむ)。
  • 解像感は価格帯相当か少し劣る程度?
  • ほんの少し、抑揚が平坦になる感じがある。
  • 響きを殺すのではなく制御するタイプのイヤホン。低歪みや深みを求めるのは間違い。
  • 付属イヤピの軸に空気を通す仕組みは割と音を変えてる。試しに別のイヤピに変えて耳に押し込むと響きが減るのだが、結果としてはマルチドライバのアラが目立って楽しめなかった。
  • 低音が少し遅れてる&銅系ケーブルだと増えすぎる。低音を締めるタイプのケーブルが合いそう。

雑ですがとりあえずこんな感じで。バーンイン後にまた更新します。